お取引の流れ
靴作りという取り組み自体が初めてでお取引の流れがイメージしにくい、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一度ここで簡単に列挙してみようと思います。
- ブランドのイメージ、商品構成、販売価格帯など基本的な情報をヒアリングします。
- クライアント様のほうで作りたいアイテムを企画し、その大枠を決めていただきます。
その際、生地やパーツ等の見本は多数お貸出しできますので、「このような形のソールの見本が欲しい」といったようなリクエストがあれば、お申し付けください。 - 2の内容を元に、サンプルの依頼を頂戴します。
依頼書の情報は具体的であるに越したことはありませんが、記述できる範囲で構いません。仕様書や設計書のような高度なものでなくても大丈夫です(足りない情報はヒアリングもしくは弊社提案により補います)。 - 1stサンプルが出来上がります。
デザインは意向に沿っているか、フィッティングに問題はないかなど、検証をお願いします。 - 必要に応じてデザインやフィッティングの修正を行います。
サンプルを理想形に近づけるために、3・4のサイクルを1~2回繰り返します - 修正が全て完了し、仕様・コストが確定します。
※この業界ではFIX(フィックス)と呼ばれることが多いです - 正式な発注をいただきます。
※この業界ではPO(ピーオー)と呼ばれることが多いです - 量産のための材料手配、工場ライン確保が開始されます。
- これまでのサンプルと量産品の仕様に相違が出ないようにするために、工場・弊社・クライアント様の三社が共有するターゲットサンプルを作成します。
※この業界ではAPPサンプル(アプルーバルサンプル)と呼ばれることが多いです - 工場での実生産が開始されます。
- 中国国内にある第三者検品機関にて、不良品の流出を防ぎます。
- 検品を無事通過できた商品は最寄りの港に搬入され、船会社の定めるスケジュールに従って日本に向けて輸送されます。
※輸入には基本的に船を使用しますが、状況によっては航空便に振替えることもあります - 6と7の両方を満たした日から80~100日以内に、クライアント様のご指定の倉庫に納品いたします。
かなり端折っている部分もありますが、だいたいこんな具合になっています。
参考になれば幸いです。