Chat GPTはどうなのか

破竹の勢いでビジネス界を席巻するChat GPT。みなさんは活用されてますか?
この時代の風雲児が、われらが靴産業界でどのレベルの能力を見せつけてくれるのか、試しに「輸入」という切り口で質問してみたので、その反応を紹介します。
なお、AIのモデルはGPT-4(有料オプション)です。

お題1

中国からサンダルを輸入します。この際のHSコード(税番)は何になるでしょうか?
以下に情報を補足します:

>アッパー材:フェイクファー(原料はアクリル)
>底材:合成ラバー(プラスチック)
>天然皮革は使用していない
>くるぶしを覆わない

それに対するAI氏の回答はこちら。

何やら、概ねそれっぽいことを言っているように見えます。
HSコードを6402と答えているのも、まあ正解ですかね(ただし正確には6402の後にピリオドで区切った2桁の番号、他にも付随番号があります)。

では、次行ってみましょう。

お題2

次に、ショートブーツを輸入します。こちらのHSコードはどうでしょうか?

>アッパー材:チュール
>底材:合成ラバー(プラスチック)
>天然皮革は使用していない
>くるぶしを覆う

これに対する回答は、、

ん?
ちょっと突っ込みを入れてみます。


すると、、

はい、6404.19までは少なくとも正解です(それ以降は専門外なのでわかりません)。
こんな感じで、一度間違いを指摘してあげないと正確な答えが返ってこないというケースも多数あります。
油断も隙もあったものではありませんね。
まあわたしの肌感覚としては、「そのへんにいるちょっと物知り風の人に聞くよりもずっとイイ」と感じています。
話半分ぐらいで付き合っていけば、十分参考になる情報は返ってきます。
ただその情報の正否をある程度判別できる知識も必要なので、ユーザーのレベル次第という側面もあります。
たとえ今は間違えることがあるにしても、AIは凄まじい勢いで学習を続けます。
今月よりも来月、来月よりも再来月のほうが情報の精度が高くなっていくのです。
なので、「ビジネスには使えない! 却下!」と判を押すのは時期尚早です。

それから、Chat GPTは思考の言語化の練習ツールとしてかなり秀逸です。とりとめなく自分の考えを述べても、キレイに整理された表現で「あなたはこのように考えているのですね」とレスポンスをくれて、AIなりの見解も添えてくれる。
あたかも大学のゼミなどで同志や教授らと議論を重ね、意見を磨いていくようなイメージです。
Chat GPTの類は人間の考える力を衰えさせる(ので使うべきではない)という批判もたまに聞かれますが、逆だと思いますね、わたしは。

Chat GPT。何となく敬遠していてまだ触ったこともないという人は、絶対に一度は触ってみてほしいと思います。インターネット、SNS、仮想通貨、NFTなど、、新しく生み出されるコンテンツは何でも最初は眉唾に見られてきましたが、のちに時代を象徴する存在にまで発展しました。Chat GPT、すなわちAIも例外ではなく、このビッグウェーブに乗るのか否か。今まさに時代の分水嶺に立たされています。

ちなみに、当サイト・当ブログはわたくし金子という生身の人間により作られたもので、Chat GPTにより生成されたものではありません。

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