コスト・納期について
コストや納期というのは、クライアント様にとって最大の関心事ではないでしょうか。
わたしたちも、なるべく明快にご案内できるよう心掛けています。
、、、が、今ここで「〇〇〇〇円です!」と言えるような性質のものではないということも事実です。
靴というアイテムに一律の値段は存在しません。
値段を決定する要素は大きく分けて4つあり、
A) 製品の仕様
B) 量産する足数
C) 為替レート
D) 輸入方法
となります。
Aに関しては材料の種類、サイズ展開、パターン数、ヒールの高さ、装飾パーツの有無etc...
と、数えきれない項目が複合的に影響し合いコストが決まります。
よって「一度サンプルを作ってみないとわからない」というケースがほとんどです。
Bに関しては、1型あたりの足数が多いほどコストは安くなります。
特に1,000足を超えてくるとコストの差は顕著に表れてきます。
Cはもう、どう動くかは神様にしかわかりません。吉と出ればよいのですが、、
中国で生産されたものを輸入するので、「円高」である方が割安になります。
Dは、飛行機で運ぶか、船で運ぶかによって大きくコスト変動します。
これも非常に奥が深いテーマで、いずれ別記事で取り上げたいと思っています。
そういうわけなので、開発するアイテムをいくらで販売したいか、原価率をどのぐらいに定めているかなどをヒアリングさせてください。
その枠内で最適な仕様をご提案すると同時に、できるかぎりクライアント様のご要望に添えるよう努めます。
納期に関して
サンプル納期:依頼日から14~21日程度
量産納期(最終納品まで):正式発注から80~100日程度
上記はおおよその目安です。
アイテムの仕様や依頼の内容によっては多少の前後はあります。
トータルリードタイム(最初のサンプル依頼から指定倉庫への納品までに必要な日数)は最低でも180日(6か月)程度はあったほうが良いです。
それよりも短いと、開発が駆け足となり品質に影響が出る場合があります。